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着物を着るようになって、当然ながら「もっと着物が欲しい!」と思うようになりました。
駅ビルなどに入っている呉服店を、ちょくちょく覗き込んでみるようになったのも、この頃です。アンティークショップやネットオークションの存在を知らなかったので、そういう店が「敷居の低い店」だと思っていたのですね。
ちょっと覗いてみた呉服屋で、不愉快な体験をしたのもその頃です。
友達と一緒の買い物中、やはり駅ビルの中のあるチェーン店の呉服屋の店先を覗いていたら、「よろしかったら、中で見てみませんか?」とやさしげな声が。
「では、ちょっと……」と中に入ったら、その後が大変でした。
彼らのやり方を説明すると
(1)友達と二人で来ていたら、「あなたはこちらのほうが……」とか言ってバラバラにして、相手の状況がわからないようにする。友達を置いて帰るわけにはいかないので、こうすると帰りにくくなる。
(2)「ちょっと当ててみましょう」と白半衿を出し、反物を巻き付けて動きにくい状態にする。
(3)とにかくその場で決めさせようとする。「お金がない」と言えば「ローンが組めます」、「家族に相談します」と言えば「あなた、働いているんでしょう? これぐらいのこと、自分で決められなくちゃ」とか言って、とにかく帰さない。
実はこの駅ビルは8時閉店で、とにかく8時なったら帰れるだろうと思ってたら甘かった。回りのお店がワゴンに白い布をかけて電気を消していくのに、「帰ります」と言ってもなんだかんだ言って聞いてくれない。これはちょっと怖い感じがしてきました。
けっきょく私は自分で反物をはずして友達を呼びに行き、さらに「帰る」という意思をもう一度表明し、そこまでして初めて従業員通用口から外に出ることができたのです。なんとか生還しましたが、もう疲れちゃいました。
せっかく楽しい着物ライフに入りはじめたのに、呉服屋ってやつはなんだかな~。
今後はちょっと商品を見るだけでも注意しなければと、私は心に刻み込んだのです。
しかし、その後、自分が救出したつもりでいた友達の言葉に、私は驚きました。
「いや~、いろんな反物当ててもらって楽しかった~!」
って、本当にタフな人っているもんです。
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